障がいのある児童に生活能力向上、交流促進等のための支援サービスを提供する福祉サービスです
障害手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳などを所持、または、発達特性について医師の診断書がある児童。市区町村から受給者証を取得することで通所の申込みが可能となります
2歳~18歳であることが原則です。ただし引き続きサービスを受ける必要があると判断される場合は、満20歳に達するまで利用可能です。
学童保育は両親の共働きが条件ですが、放課後等デイサービスは共働きでなくても通うことができます。これは放課後等デイサービスが家族の負担軽減とともに、自立支援教育を目的に行われている事業だからです
作業療法士の知見から、寝返る(体立変換)・起きる・立つ・座る・歩くなどの基本的な動作訓練から、児童の身体能力を最大限活用した身辺動作や家事動作などを目指した訓練を行います。
一般的な集団療育では集中力などの点で支援に至りにくいケースがありますが、個別療育では一人一人の支援目標に沿う事ができ、周りから比較される事がなく自己肯定感を高めることができます。
AR式室内運動プラットフォーム「DIDIM」を導入。
DIDIMとは床に映像を投影し室内で運動するためのマシーンで、その性質上、運動に加えてゲーム性も抜群のため単純な運動には抵抗感を示されるお子様でも楽しみながら協調性運動能力が向上できるプラットホームです。
AIセラピストによる児童の特性診断、そしてその診断結果に基づいた個別支援計画書の作成を行い、児童の現状に則した即効性のある療育を展開します。
専門家が監修した診断アルゴリズムと、たくさんの療育事例をもとに、お子様一人ひとりに合わせてAIが特性を分析し、個別支援計画に活かします。
児童発達支援・放課後等デイサービスでは、プログラムや支援方針を全職員が共通して応えられることが重要です。
ぐりーんあっぷるでは、ご利用者様だけでなく、支援者である療育スタッフに対する支援も重視し、LITALICO発達ナビが蓄積した様々な知識と例を活用しながら質の高いサービスの提供を目指しています。
児童発達支援・放課後等デイサービス「ぐりーんあっぷる」を運営しております、株式会社啓人会 代表です。
私には重度の発達障害を抱える高校生の息子がおります。
息子が幼い頃から、障がい者施設等での虐待事件などをテレビやネットニュースで目にする度に、将来息子が安心して生きていけるグループホームなどの施設を私自身が作ってあげたいなと漠然と考えておりました。
ある時、通っているデイサービスの日数を増やそうと相談しに行くと、満員でこれ以上日数は増やせないとの回答が返ってきました。他のデイサービスを探しても良いと思う施設は満員で全然見つかりませんでした。
そんな中、お金儲けばかりで中身のない放課後等デイサービスがあまりにも多いのを目の当たりにし、それなら自分が考える療育を形にして、障害のある子供達のため、またその保護者のために力を尽くしたいと考えるようになりました。
息子を見ていていつも思います。この子だって障害を持って生まれてきたくはなかったよねと。
健常な子達が当たり前に出来ることができない。それは知能だったり協調性だったりの発達障害があるがゆえに自分ではどうすることも出来ない。お金儲けとかではなく、その子ども達の苦しみを心の底から想像してあげられる人が療育に携わり、サポートしてあげるべきだと。
だからどうにか私の手でサポートし、少しでも暮らしやすい、その子にとっての当たり前の幸せに近づいてもらいたい、存在を肯定し居場所を作ってあげたい、1分1秒でも長く笑顔でいられる時間を作ってあげたい、そしてご家庭では諦めてきた様々な景色を見せてあげたいと考えました。
理想ではなく本当に、こんなデイサービスを作りたいと考えております。
今回のこの放課後等デイサービスを作って終わりではありません。
このデイサービスを足がかりに生活介護事業所、知的障がい者グループホームと息子のライフステージに合わせて作っていこうと考えています。
将来自分が亡き後も、せめて息子が安心して生きていける道を作ってあげたいと考えております。
この先、デイサービスの数が増え、淘汰される時代が来ても、お金儲けばかりで人件費を削りに削り、経営者の自分だけが懐を潤しているような他のデイサービスより、障がい児の親として、当事者家族として生活してきた経験のある経営者の私は保護者からの信頼感が全然違うと思いますし、ひいては我が子を思う気持ちが他の障がい者さん、そのご家族からの賛同を得られるのではなかと考えています。
また、障がい児・者の支援を行う上で、多く直面する課題が「障がい児・者の社会参加」です。
児童の福祉支援において、目の前のことに対処するので精一杯になってしまう保護者にとっては、なかなか考える時間が作りにくい問題・課題です。
成人の福祉支援においては、保護者の将来とお子さんの将来をすり合わせながらも向き合わなければならない目の前の問題・課題になります。
そんな問題・課題に向き合うために、放課後等デイサービスから障害者通所支援施設、終の棲家になるグループホームまでの縦断的な支援サービスができれば、将来のことも見据えた福祉支援ができると考えています。ひとつの企業が縦断的な福祉支援ができれば、情報連携、行政連携が密になり、保護者と障害児・者にとっても安心感を持ってもられると考えております。
そんな大きな目標である福祉支援を実現することを目指した会社が「株式会社啓人会」
その第一歩となるのが「児童発達支援・放課後等デイサービス ぐりーんあっぷる」です。
1978年生まれ。北海道医療大学大学心理科学部卒。札幌医科大学大学院医科学研究科修了。
発達障害を持つ息子を試行錯誤の中で育てていくうちに、自分の実生活や大学、大学院で学び培った療育を実践し、一人でも多くの生きづらさを抱える障がい児達の成長に寄与していきたいと考えるようになる。
事業所数も専門性も足りない放課後等デイサービスの現状を危惧し、2025年に1月に北海道医療大学病院を退社し、株式会社啓人会を設立。